ぷりぱらコラム

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小学校入学前にやっておきたい!親子で楽しめる準備リスト10選

1. 小学校生活の準備を始めよう

入学前のスケジュールを立てよう

 小学校入学前の準備は、スケジュールを明確に立てることから始まります。特に就学時健康診断や入学説明会、学童保育の申し込みなど重要なイベントが多いため、忘れないようカレンダーや手帳に記録しましょう。また、小学校で必要な学用品の購入計画や学習環境の整備もスケジュールに組み込むことで、慌てずに対応できます。秋頃から準備を始める家庭が多いですが、無理のない範囲で子どもと一緒に進めることが大切です。

学校生活について話し合う機会をつくる

 お子さんと小学校生活について話し合う時間を設けましょう。登校時間や授業のスケジュール、休み時間の過ごし方など、学校での生活を具体的にイメージさせることで、不安を軽減できます。HSC(HSPな子ども)には特に丁寧に話し、わからないことや不安に感じていることを聞き出すよう心がけると良いでしょう。また、「入学して何が楽しみ?」「どんな友達ができるかな?」といったポジティブな話題も取り入れることで、学校生活の期待感が高まります。

日常的なルーティンの見直し

 小学校生活にスムーズに馴染むためには、入学前に日常のルーティンを見直しておくことが重要です。例えば、朝は登校に合わせた時間に起きる練習をしたり、ランドセルの準備や忘れ物チェックの習慣を身につけさせたりすることが役立ちます。また、夜型の生活をしている場合は、入学後に無理をしなくても良いよう、少しずつ早寝早起きの習慣に切り替えていきましょう。日々のルーティンを整えることで、心にも余裕が生まれ、「小1の壁」を乗り越える準備ができます。

通学路の確認と練習

 通学路の確認と実際の練習も入学前に行っておくべき重要な準備の1つです。子ども自身が毎日通う道を実際に歩き、信号の渡り方や安全な歩道の利用方法を身につけられるようサポートしましょう。また、危険な箇所や寄り道しやすい場所を一緒に確認し、安全に登下校できるよう話し合っておくことが大切です。HSCの傾向がある子どもであれば、新しい環境への不安を軽減するために、複数回練習を重ねると安心感が高まります。

2. 就学準備で養う生活スキル

あいさつ・マナーの練習

 小学校生活では、先生や友だちとのコミュニケーションが重要です。その第一歩となるのが「あいさつ」や基本的なマナーの習得です。例えば、「おはようございます」「ありがとうございます」といった言葉を日常的に使用することで、学びの場での人間関係形成がスムーズになります。特にHSC(HSPな子ども)の場合、人間関係から受ける刺激が強く感じられることもあるため、家庭であらかじめあいさつの練習をしておくことは心の負担を減らす手助けになるかもしれません。「小1の壁」を超えるためにも、この基礎スキルの習得は欠かせないポイントです。

身の回りの整理整頓を教える

 小学校では、自分の机やロッカーを整頓することが求められる場面が多くあります。入学前から、身の回りの整理整頓を習慣化することで、小学校生活にスムーズに適応しやすくなります。おもちゃや文房具を「使ったら片付ける」習慣や、翌日に必要な持ち物を自分で準備できるようになることが理想です。これらは子どもの自己管理能力を育てると同時に、自信を持たせるきっかけにもなります。特にHSCのお子さんは変化に敏感な場合があるため、事前に整理整頓を学ぶことで安定した環境を作りやすくなります。

お金の使い方や簡単な買い物練習

 小学校では給食費や文房具購入時に「お金」を扱う機会が出てきます。そのため、入学前に基本的なお金の扱い方を教えておくことは大切です。例えば、子どもと一緒に駄菓子屋やスーパーで買い物をしながら、お金の渡し方や受け取ったおつりの確認方法を練習しましょう。また、「お金には限りがある」ことを伝えることで、金銭感覚を育む一歩となります。「小1の壁」に直面しやすい環境の中で、このスキルの練習を家庭で行うことは、親子のコミュニケーションを深める良い機会にもつながるでしょう。

3. 学習の土台をつくろう

ひらがなと数字への親しみを深める

 小学校入学前に、ひらがなや数字への親しみを深めることは、学習へのスムーズな移行を支える大切なステップです。この時期の子どもは学習意欲が自然と高まるので、遊びながらひらがなや数字を取り入れることがポイントです。例えば、ひらがなを使ったカルタやパズルで遊んだり、数字を数えながらお菓子を分けたりするなど、日常生活の中で楽しく学べる工夫をしてみましょう。また、自分の名前をひらがなで書けるようになることは大きな自信につながります。文部科学省の調査では、5歳から6歳時点で自分の名前をひらがなで書ける子どもが約9割に上ることが分かっています。一歩一歩、無理のないペースで進めていくことが大切です。

家庭で取り組む楽しい学習ドリル

 家庭で学べる楽しい学習ドリルは、入学準備に最適なツールです。小学校生活に必要な基礎力を育むため、年齢に合った学習内容を取り入れるとよいでしょう。例えば、「小1の壁を超える!入学準備でやっておきたい学習プリント5選」のような具体的な教材を利用すると、親子で楽しく取り組むことができます。ただし、無理な負荷をかけるのではなく、子どもが興味を持てる内容を選ぶことが重要です。ドリルを使う時間を1日5分から10分程度と短めに設定し、飽きずに続けられる工夫をすると学習効果も高まります。また、成功体験を積ませることで学習に対するポジティブな印象を育むことができます。

絵本や読み聞かせで言葉の力を養う

 言葉の力を養うために絵本の読み聞かせは非常に効果的な方法です。絵本を通じて言葉に触れることで、語彙力だけでなく、想像力や集中力も育まれます。HSC(HSP型の子ども)である息子の経験からも、親が子どもに寄り添いながら読み聞かせの時間を作ることが、心の安定や学びの土台づくりに役立ちました。寝る前の習慣として取り入れると、子どもも楽しみにする時間になります。特にひらがなや数字が登場する絵本は、学習のきっかけとしても有効です。絵本を通して親子で共有する時間が、未就学児の心身の発達を後押ししてくれるでしょう。

図形や色を使った遊びを取り入れる

 図形や色を使った遊びは、入学準備の一環として、子どもの発想力や空間認識力を鍛える良い方法です。例えば、積み木やパズルを使った遊びでは、形の違いを認識したり、集中力を高めたりすることができます。また、色を使ったカードゲームや絵画活動を通じて、色彩感覚や表現力を育むことも可能です。これらの遊びを家庭に取り入れることで「学ぶって楽しい」と感じられる環境をつくることができます。息子の場合も、幼少期からこうした活動を通じて学ぶ経験が積み重なり、小学校の授業への適応に役立ちました。特にHSCの子どもたちには、自分のペースで楽しく学べる活動が重要です。親子で遊びながら学ぶ時間を大切にしましょう。

4. その他の大切な準備

体を動かせる遊び・運動の習慣をつける

 小学校に入学すると、運動会や体育の授業など体を動かす機会が格段に増えます。そのため、家庭でも積極的に体を動かす遊びを取り入れることが大切です。簡単な公園遊びやボール遊び、家の中でできる体操など、親子で楽しめるアクティビティを計画してみましょう。特に、幼少期から運動習慣を身につけると、体力や集中力の向上が期待できます。また、遊びを通して体を動かす楽しさを知ることで、体育の授業にも前向きに取り組めるようになるでしょう。

持ち物の名前つけと整理

 入学準備で必要になるのが、持ち物への名前つけです。ランドセルや上履き、体操服など、学校で使うものにはすべて名前を記入するのが基本です。名前シールやスタンプを活用すると、手間を減らしつつ見た目もすっきり仕上がります。また、名前をつけながら持ち物を整理することで子どもに「自分のものを大切にする」という意識を育むことができます。この作業は親だけでなく、子ども自身も一緒に行うと、忘れ物を防ぐ習慣作りにもつながるでしょう。

親子で体験できる地域イベントに参加

 就学前の準備として、地域で実施されるイベントやワークショップへの参加もおすすめです。地元の行事や学区内の活動に触れることで、子どもが学校や地域の環境に馴染みやすくなります。また、他の親子と交流することで情報共有ができ、子どもは新しい友だちを作るきっかけにもなるでしょう。このような体験を通じて、親子で地域とのつながりを深めるのは、小学校生活をスムーズにスタートする上で効果的です。

小1の壁に向けた親の意識改革

 「小1の壁」とは、子どもの小学校入学をきっかけに親の生活や働き方に大きな変化が生じることを指します。特に、学童保育の利用や学校行事への参加など、保護者の協力が必要な場面が増えるため、事前に意識を改革しておくことが重要です。具体的には、日々のスケジュールを見直し、親子の時間を確保する方法を検討することや、仕事と家庭のバランスについてパートナーと話し合うことが必要です。経験談や情報を参考にしながら、「小1の壁を超える!」という意識で準備を進めると、子どもとの新しい生活を楽しむ余裕が生まれるでしょう。

さくら先生

私は保育士として子どもたちと接する中で、子どもたちが大きく成長する”幼児期”がとても大切だと考えています。この時期は、子どもたちが感情を学び、友達と上手に遊べるようになる大事な時です。今は保育士を引退しましたが、子どもたちの笑顔と成長を支える活動にはまだ参加していて、これからもそのサポートを続けていきたいと思っています。

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