ぷりぱらコラム

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子どもの命を守る! 地震の際に最優先で決めておくべきこと5選

1. 緊急時の避難場所を決める

家庭内での避難場所の確認

 地震が発生した際には、まずは家庭内で身の安全を確保することが重要です。地震から子どもを守るためには、家族全員で安全な避難場所を話し合っておくことが大切です。例えば、リビングルームの中央や玄関付近など、家具が少なく、転倒や落下物のリスクが低い場所を避難場所として設定します。この際、家具類の転倒・落下・移動防止対策を施すことも忘れずに行いましょう。家具を固定し、ガラス製品は飛散防止対策を施すことで、万が一の際にも安全性が高まります。

学校や公園などの集合場所の設定

 家庭内での避難場所の確認に加えて、家族全員が別々の場所にいる場合を想定して、学校や公園などの集合場所を決めておくことも重要です。子どもが学校にいる時や、家族がそれぞれ別の場所で過ごしている場合、地震が発生した際の集合場所を事前に決めておくことで、スムーズに合流することができます。具体的には、最寄りの公園や避難所などを集合場所として設定し、家族で一度現地で確認しておくことが望ましいです。また、市区町村の防災情報も確認し、地震対策についてしっかりと備えておくことが大切です。

2. 非常用持ち出し袋の準備

必須アイテムとその置き場所

 地震などの災害時に備え、非常用持ち出し袋を準備しておくことは重要です。この袋には最低限の生活必需品が入っているべきです。まず、持ち出し袋の中に入れるべき必須アイテムとして、飲料水、非常食、応急手当用品、懐中電灯、予備の電池、ラジオ、携帯電話の充電器、貴重品(保険証や現金)などがあります。これらのアイテムは家庭の各メンバー分揃えておくと良いでしょう。また、非常用持ち出し袋の置き場所は、家族全員がすぐに取り出せる場所が理想的です。取り出しやすい玄関付近や寝室の扉近くに設置し、家族全員でその場所を共有しておくことが大切です。

子ども用非常用持ち出し袋の内容

 特に小さな子どもがいる家庭では、子ども用の非常用持ち出し袋も準備しておくことが重要です。子ども用の袋には、大人用の非常用品に加えて、子ども専用のおむつ、ミルク、哺乳瓶、おやつ、好きなおもちゃや絵本、替えの衣服などを入れておきます。さらに、地震が発生した際に泣き止むための安定剤として慣れ親しんだ毛布やぬいぐるみも持っておくと心強いです。子どもが少し大きくなったら、この非常用持ち出し袋の中身について一緒に確認し、どんな物が入っているのかを話すことも防災教育の一環として重要です。

3. 家族間の連絡方法を策定

緊急連絡網の作成

 地震が発生した際、家族間の連絡方法を事前に策定しておくことは非常に重要です。まず、家族全員で緊急連絡網を作成しましょう。家族全員の電話番号やメールアドレスを書き出し、確実に連絡が取れる順番を決めておくことが大切です。また、災害時の連絡方法として、固定電話だけでなく、携帯電話や自宅の固定電話も活用することをおすすめします。

SNSやメッセンジャーの活用法

 災害時には電話回線が混雑して連絡が取りにくくなることが考えられます。そのため、SNSやメッセンジャーアプリを活用すると効果的です。LINEやWhatsApp、Facebookメッセンジャーなどのアプリを使って、家族間でメッセージをやり取りする方法を確認しておきましょう。また、緊急地震速報を受け取れるアプリもインストールしておくと安心です。

 普段から家族全員でSNSやメッセンジャーアプリの使い方を共有し、緊急時にどのアプリを利用するかを話し合って決めておくことが重要です。これにより、地震が発生した際でも迅速に連絡を取り合い、状況を共有することができます。特に子どもの安全を第一に考えるためには、事前の準備と確認が欠かせません。

4. 家具や危険物の固定

転倒防止の対策

 地震が発生した際、家具の転倒は大きな危険を伴います。そのため、家具の固定は非常に重要です。まず、大型の家具や家電はしっかりと壁に固定しましょう。専用の固定用具を使用することで転倒を防ぐことができます。また、ガラス製品は飛散しないようにフィルムを貼るなどの対策を取ると良いです。重い物は下段に収納し、全体の重心を低くすることで安定性を高めます。高い場所に危険な物を置かないことも重要です。こうした準備を行うことで、地震が発生した際の被害を大幅に減少させ、子どもの命を守ることができます。

地震時の安全確認

 地震が発生した際、まずは自宅内の安全確認を行いましょう。特に子どもがいる家庭では、揺れが収まった後の初期対応が重要です。家族全員で避難経路や安全な集合場所を事前に話し合っておくことが大切です。地震の直後は不安定な家財道具が倒れるかもしれないため、落ち着いて行動するように心がけましょう。また、緊急地震速報の音が鳴った際の行動についても家族全員で確認しておくと安心です。家具の固定と合わせて、こうした地震対策を徹底することで、災害時にも冷静な対応が可能となり、子どもを含む家族の安全を確保することができます。

5. 子どもとの防災訓練の実施

シナリオを設定した防災訓練

 地震が発生した際、子どもがパニックにならずに行動できるようにするためには、家庭で防災訓練を実施することが重要です。具体的なシナリオを設定し、緊急地震速報が鳴った際の初動行動から避難場所までの流れをシミュレーションします。家庭内の各部屋での対応や、家族全員が安全な場所に移動する手順を確認しておくことで、災害時の混乱を避けることができます。また、災害時には家族全員が連絡を取り合う方法を決めておくことも大切です。

定期的な見直しと改善のポイント

 防災訓練は一度行えば終わりではなく、定期的に見直しと改善を行うことが必要です。家庭の環境や子どもの成長に合わせて、新たなリスクや必要な準備を再評価します。定期的な防災訓練を通じて、子どもに防災の重要性を繰り返し認識させるとともに、家族全員が最新の情報を共有することで、より安全な行動が取れるようになります。訓練の内容や手順について話し合い、進化する災害対策に合致した備えを心掛けましょう。

えりか

小学5年生の娘を持つママです。
就学前からひらがなや数字などのおうち学習に取り組んでいたので、その経験を活かして、就学前にやっていてよかったと思うこと、こんなコンテンツがあったら便利だなと思うものを作っています。親子で一緒に机に向かう時間が楽しいものになるよう、ぷりぱらがお役に立てたら嬉しいです。

■習い事:英語、学習塾
■子どもの年齢:10歳

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