ぷりぱらコラム

  • #小学生
  • #キャリア教育
  • #EQ
  • #夏休み
  • #目標設定

【小学生必見】家で楽しくやる気アップ!家庭学習の秘訣10選

はじめに

 小学生の家庭学習をサポートすることは、多くの親御さんにとって大きな課題です。学校での学びだけでなく、家での学習も大切とされていますが、子どもたちが自ら進んで学習することは少ないのが現実です。特に都市部においては、中学受験や新しい教科の需要が増加しており、小学生の勉強が厳しくなっています。ゲームやYouTubeの視聴には積極的でも、家庭学習に対してはなかなか集中して取り組むことができない子どもも多いです。

 そこで、本記事では家庭学習サポートの専門家である大沢有貴子さんのアドバイスをもとに、小学生が家で楽しくやる気アップできる家庭学習の秘訣10選をご紹介いたします。子どもの集中力を高め、学習効果をアップさせるためのポイントや家庭での工夫について詳しく解説しますので、家庭学習に悩んでいる親御さんはぜひ参考にしてください。

1. 学習環境の整備

静かで快適なスペースを作る

 家庭学習を効果的に行うためには、まずは学習環境を整えることが重要です。お子さんが集中して勉強できるように、静かで快適なスペースを作りましょう。勉強場所は、テレビやゲームなどの誘惑から離れた場所が理想的です。また、適切な照明を使用して、目に負担をかけないようにすることも大切です。このように、集中しやすい環境を作ることで、小学生でも家庭学習へのやる気アップにつながります。

学習道具を整える

 次に、必要な学習道具を揃えることが重要です。教科書やノート、文房具など、基本的な学習道具はもちろん、児童が興味を持って勉強できるようなキャラクター付きの文房具や、色彩豊かなペンなどもオススメです。また、勉強に必要なおもちゃや教材を使って、楽しく学べる環境を整えると良いでしょう。こうした準備が整っていると、お子さんも「勉強しよう」という気持ちが自然に湧いてきます。

2. 学習目標の設定

短期目標と長期目標を決める

 家庭学習で小学生のやる気アップを図るためには、学習目標を設定することが非常に重要です。短期目標と長期目標を決めることで、子どもは何を達成すべきかが明確になり、自ら進んで学習に取り組む意欲が湧いてきます。短期目標は、1週間や1ヶ月といった比較的短い期間で達成可能な内容を設定し、達成感を感じさせることで継続する意欲を高めます。一方、長期目標は半年や1年といった期間で設定し、大きな進歩を感じさせるための基盤となります。

目標の見える化

 目標を見える化することで、子どもが目指すべき方向が具体的にわかり、家庭学習のやる気アップにつながります。例えば、カレンダーやホワイトボードを使って、学習内容や進捗状況を書き出すと視覚的に確認できるため、達成感が得られやすくなります。また、達成するたびにシールを貼ったり、色を塗ったりすることで、子どもが自分の努力の結果を実感しやすくなります。これらの工夫により、家庭での学習が楽しくなり、持続的なやる気を引き出すことが可能です。

3. ご褒美システムの導入

効果的なご褒美の与え方

 小学生が自ら進んで家庭学習に取り組むことは少ないため、やる気アップのためには効果的なご褒美の導入が有効です。ご褒美を与える際には、具体的な達成目標を設け、それを達成した際にご褒美を与えることで効果が増します。ご褒美は子どもにとって嬉しいものであるべきで、例えば好きなゲームやYouTubeの視聴時間を少し延ばすなどが考えられます。ご褒美を与えることで、子どもは家庭学習に対するモチベーションを持ちやすくなります。

ポイント制を取り入れる

 家庭学習を楽しく続けさせるために、ポイント制を取り入れるのも効果的です。例えば、宿題を終えたら1ポイント、テストで良い成績を取ったら3ポイントなど、具体的な基準を設定します。そして、一定のポイントが貯まった時にご褒美を与えるシステムを作ります。これにより、子どもは日々の家庭学習に対する達成感を感じやすくなり、やる気アップに繋がります。親子で話し合い、子どもが納得できるポイント制度を作ることで、家での学習がより楽しくなります。

4. 学習スケジュールの作成

無理のないスケジュールを組む

 小学生が家庭学習を効果的に進めるためには、まず無理のないスケジュールを組むことが大切です。時間に余裕があり、しっかり集中できるスケジュールを設定することで、子ども自身もやる気アップを実感できます。都市部では中学受験を目指す家庭も多く、そのプレッシャーから過剰に詰め込んだスケジュールを組みがちですが、無理をすると逆効果です。専門家の大沢有貴子さんも、家庭学習を継続させるためには、ゲームやYouTube視聴時間ともバランスをとることが重要だとアドバイスしています。

定期的な見直し

 家庭学習のスケジュールは一度作ったら終わりではありません。子どもの成長やその日の体調によっても取り組むべき課題や集中力は変わります。定期的にスケジュールを見直し、必要に応じて修正することで、柔軟かつ効果的な学習環境を維持できます。親御さんと子どもが一緒にスケジュールを確認しながら、少しずつ改善点を見つけることで、子どもも主体的に家庭学習に取り組めるようになります。

5. 親子での共学

一緒に勉強する楽しさ

 小学生のお子さんが家で楽しく勉強するためには、親子で一緒に勉強することが効果的です。家庭学習の専門家、大沢有貴子さんも「親子で共学することは、子どものやる気アップに繋がります」とアドバイスしています。一緒に勉強することで、勉強が一人の孤独な作業ではなく、楽しみになるのです。

親の役割とサポート

 親御さんには、家庭学習をサポートする重要な役割があります。まずは、子どもの進捗に関心を持ち、適切な声かけや励ましを行うことが大切です。また、家庭学習を続けるためには、定期的にスケジュールを見直し、無理のない学習計画を立てることが必要です。都市部では中学受験や新しい教科の需要が増加しており、小学生の勉強が厳しくなっている中、親のサポートはますます重要になります。

6. ゲーム感覚の学習

教育アプリやゲームの活用

 小学生が家庭学習に興味を持ち、自ら進んで取り組むようにするためには、楽しさを感じられる教材が欠かせません。最近はさまざまな教育アプリや学習ゲームが登場しており、子どもたちのやる気アップに大変役立っています。例えば、数学や理科の問題を解くことでポイントがもらえるゲーム形式のアプリは、ただ問題を解くだけではなく、遊びながら学習できるため、自然と学習に取り組むようになります。また、キャラクターが登場するストーリー仕立てのアプリなども人気です。家でも効果的に学習できるツールを活用することで、お子さんの学習習慣を楽しく継続させることができます。

競争心を高める工夫

 家庭学習を続けるには、モチベーションを保つための工夫も大切です。その一つとして競争心を高める方法があります。例えば、兄弟や友達と競争して得点を競う形式のアプリを使うと、子どもたちは自然とやる気が出てきます。また、家庭内で小さな競争イベントを設けるのも良いアイディアです。週に一度、宿題や学習成果を競い合う「学習大会」を開催し、上位者にはご褒美を準備するなどの工夫をすると、楽しみながら学習に取り組む姿が見られます。これらの方法を取り入れることで、子どもの興味とやる気を確保しやすくなり、家庭学習の効果を高めることができます。

7. 学習姿勢の見直し

正しい姿勢での学習

 家庭学習を効率的に進めるためには、正しい姿勢での学習が非常に重要です。小学生のやる気アップには、まず身体の状態を整えることが必要です。具体的には、背筋を伸ばし、椅子に深く座って膝と肘が90度になるようにしましょう。目と教材の距離はおよそ30cmを保つことが理想です。このような正しい姿勢を保つことで、長時間の学習でも疲れにくくなり、集中力も持続します。また、正しい姿勢を心がけることで、子どもの健康面でも良い影響を与えます。

休憩の取り方とタイミング

 小学生の家庭学習において重要なのは、適切な休憩を取ることです。長時間連続して勉強していると、どうしても集中力が途切れてしまうため、適度な休憩を挟むことが必要です。例えば、25分間勉強した後に5分間の休憩を取る「ポモドーロ・テクニック」は、非常に効果的です。この方法を取り入れることで、家での学習がより楽しくなり、時間の管理も容易になります。休憩中にはストレッチを行ったり、少し歩いたりすることで身体をリフレッシュさせ、次の学習に向けたやる気アップを図りましょう。このような工夫をすることで、小学生でも家庭学習に対するやる気を持続させることができます。

8. 積極的な声かけ

具体的な褒め言葉の例

 家庭学習において、親からの積極的な声かけは子どものやる気アップに大いに貢献します。具体的な褒め言葉の例として、「今日の漢字の練習、とても丁寧にできているね!」や「算数の問題、すぐに解けてすごいね!」などがあります。子どもは親からのポジティブなフィードバックを受けることで、自分の努力が認められていると感じ、自信を持つことができます。また、具体的なポイントを褒めることで、子どもは自分の成長を実感しやすくなります。

励ましと支援の方法

 家庭学習においては、褒めるだけでなく適切な励ましや支援も重要です。たとえば、「難しい問題でも諦めずに挑戦してみよう!」や「分からないところは一緒に考えようね」という声かけが効果的です。大沢有貴子さんのアドバイスによると、子どもが困難を感じたときには、適度な助け船を出すことで、自ら学ぶ意欲が高まります。また、勉強する時間を家族全員で見守ることで、子どもは一人ではないと感じ、安心して学習に取り組めます。これらの工夫を取り入れることで、家での家庭学習が楽しく、持続しやすくなります。

9. 興味を引く教材の選び方

キャラクター教材の活用

 小学生の家庭学習を楽しくする方法の一つとして、キャラクター教材を活用することが有効です。子どもは自分の好きなキャラクターが登場する教材に対して、自然と興味を持ちやすくなります。例えば、人気アニメのキャラクターが登場するドリルや問題集を使うことで、学習への抵抗感が少なくなり、やる気アップにつながります。さらに、キャラクターが問題に挑戦するようなシナリオが描かれていると、自分も同じように取り組みたくなる心理が働き、学習が楽しくなります。

タブレット学習の導入

 近年、家庭学習においてタブレットを利用した学習が急速に普及しています。これは、デジタル世代の小学生にとって、触り慣れたデバイスを使うことで学習意欲が増すためです。教育アプリにはゲーム感覚で進められるものや、アニメーションや音声で内容を解説するものが多く、子どもたちが飽きずに続けられる工夫がされています。特に都市部では中学受験を控えた小学生も多く、効率的で効果的な学習方法が求められています。タブレット学習は、そのニーズに応える一つの手段として注目されています。

10. 成功体験の積み重ね

小さな成功を重ねる

  小学生の家庭学習において、やる気アップの秘訣の一つは、小さな成功体験を重ねることです。家庭学習が大切とされる一方で、子どもたちは自ら進んで取り組むことに抵抗を感じることもあります。しかし、一度でも「自分でできた」という感覚を味わうことで、次の学習に対するモチベーションが大いに高まります。

  具体的な方法としては、簡単な問題や短時間で完了するタスクを設定し、それをクリアさせることが有効です。例えば、毎日の宿題の一部を「今日はここまでやってみよう」といった具合に小分けにし、「できたらすごいね!」と具体的に褒めてあげることがポイントです。家庭学習サポートの専門家、大沢有貴子さんも、子どもにとっての達成感が学習意欲を引き出す鍵であるとアドバイスしています。

自信を持たせる方法

  成功体験を積み重ねることで得た自信は、子どもの家庭学習全般におけるやる気アップにもつながります。子どもが「自分はできる」と感じることが重要で、そのためには親のサポートが欠かせません。毎日の小さな成功体験を通じて得た自信は、徐々に大きな目標に挑戦する原動力となります。

  また、都市部で中学受験の需要が高まっており、小学生の勉強内容も厳しくなっています。そんな中、家庭学習で成功体験を積むことは、お子さんの学習意欲を維持するために重要な要素となります。親御さんは、子どもがどんなに小さなことでも成功した際に、具体的な褒め言葉を使って称賛することを心掛けましょう。「宿題をしない」「集中できない」といった悩みにも、しっかりサポートすることで自然と自信がついてきます。

  結果的に、家庭学習の場が子どもにとって楽しく意味のある場所となり、学習習慣が根付くことが期待されます。家庭内での勉強環境や親子のコミュニケーションによって、長い目で見て子どものやる気アップと学力向上を実現させましょう。

まとめ

 家庭学習を効果的にサポートすることで、小学生のお子さんのやる気アップを図ることができます。家で楽しく学ぶためには、学習環境の整備や学習目標の設定、ご褒美システムの導入など、さまざまな工夫が必要です。お子さんが自ら勉強に取り組むようになるためには、親のサポートも重要です。

 特に、親子での共学やゲーム感覚の学習、そして正しい姿勢や休憩の取り方など、具体的な方法を取り入れることで、お子さんの学習効果が高まります。また、興味を引く教材の選び方や成功体験の積み重ねも、お子さんのやる気アップに大きく貢献します。

 家庭学習が継続できるように、お子さんの気持ちに寄り添いながら励まし続けることが大切です。すでに多くの親御さんが家庭学習サポートの専門家、大沢有貴子さんのアドバイスを受けて、効果的な学習法を実践しています。これらの方法を参考に、家で楽しく学習できる環境を整えましょう。

なな

私は5歳と7歳の子どもを育てながら、フルタイムで働くママです。夫も会社勤めをしているため、平日は習い事をさせるのがなかなか難しいなと思っているところです。
ただ、出来る限り子どもたちの興味や希望を尊重してあげたいので、働き方を模索中です。
普段の子どもたちの勉強を見るのは基本的に私か夫ですが、おうち学習の習慣が身についてきたので、今後も継続できるよう、ぷりぱらを通して一緒に成長できればと思います。
──
■習い事:英語、スイミング
■子どもの年齢:5歳と7歳

おすすめ情報