ぷりぱらコラム

  • #幼児
  • #学習方法
  • #小学生
  • #入学準備

小学校入学前に育てたい『自分で学ぶ力』のすべて

自分で学ぶ力とは?

 自分で学ぶ力とは、誰かに教えてもらわなくても、自ら進んで知識や技術を習得する能力のことです。この力は小学校入学前に育てることで、お子さんが学校で自信を持って学習に取り組めるようになります。

 具体的には「主体的に行動する力」、「計画性を持って学習する力」、「自己肯定感や自信」といった非認知能力も含まれます。これらの力は、後の学業成績や社会生活に大きな影響を与えるため、幼児期から意識的に育てたいものです。

 さらに、自分で学ぶ力を育てることで、自己調整力や問題解決能力など、幅広いスキルも身につけることができます。これにより、お子さんは新しいことに対して積極的に挑戦し、困難に立ち向かう姿勢を身につけることができるでしょう。

小学校入学前に必要な学習能力

 小学校入学前には、子どもたちが自信を持って学びを進めるために必要な学習能力を身につけることが重要です。ここでは、基礎的な学習習慣、集中力の育成、好奇心と探求心の促進について詳しく説明します。

基礎的な学習習慣

 小学校入学前に、基礎的な学習習慣を身につけることが大切です。例えば、毎日決まった時間に座って読み書きをする習慣や、自分の持ち物を整理整頓する習慣がこれに該当します。これらの習慣は、小学校での学習にスムーズに適応するための土台となります。さらに、早寝早起きの習慣も学習の効果を高めるために重要です。

集中力の育成

 学びの基盤として集中力を育てることも欠かせません。集中力は長時間物事に取り組む力や、一つのことに専念する力です。これを養うためには、まず子どもの興味を引くアクティビティを提供することが有効です。例えば、パズルやブロック遊びなど、集中して取り組むことができる遊びが挙げられます。また、保護者が適度なタイミングで休憩を取り入れながら、長時間取り組むことを習慣づけることも効果的です。

好奇心と探求心の促進

 好奇心と探求心を持つことは、自分で学ぶ力を育てるために非常に重要です。子どもが「なぜ?」と疑問を持ったときに、保護者がその質問に対して丁寧に答えることで、子ども自身が学びに対して積極的になります。科学実験や自然観察など、実際に体験しながら学ぶ機会を提供することで、子どもの興味を引き出し探求心を育てることができます。

自分で学ぶ力を育てる生活習慣

規則正しい生活リズム

 規則正しい生活リズムは、自分で学ぶ力を育てるための基盤となります。幼児期から早寝早起きの習慣をつけることで、子どもは一日のリズムをつかみやすくなり、集中力も向上します。朝の時間に余裕を持つことで、登校前に家庭学習や読書の時間を取り入れることも可能になります。さらに、規則正しい生活リズムは健康にも良く、体調管理がしやすくなるため、学習に取り組むエネルギーが維持されます。

家族とのコミュニケーション

 家族との豊かなコミュニケーションも、自分で学ぶ力を育てる重要な要素です。日常生活の中での会話や遊びを通じて、子どもは言葉の使い方や物事の考え方を学ぶ機会が増えます。特に、質問をしたり答えたりすることで、子どもの好奇心や探求心が刺激されます。また、家族とのやり取りを通じて自己肯定感が育まれ、子どもが新しいことに挑戦する勇気を持つようになります。

遊びを通じた学びの意識づけ

問題解決のスキル

  子どもが遊びを通じて「問題解決のスキル」を身につけることは、小学校入学前に非常に重要です。遊びの中で遭遇するさまざまな問題や課題に対処する過程で、子どもは自然と自分で考える力を養います。例えば、ブロック遊びでは高く積み上げることや、倒れたブロックをどうやって再び立て直すかを考える必要があります。このような状況で自ら問題を解決しようとする経験が、将来の学習や生活にも役立つのです。また、大人が介入せずに見守ることも重要で、子どもが自分の力で答えを見つける喜びを感じられるようにしましょう。

協力と競争のバランス

  「協力と競争のバランス」は、小学校入学前に身につけておきたいもう一つの大切な力です。遊びの中で友達と一緒に家を作ったり、かけっこで競争したりする場面を通じて、協力と競争の両方の要素をバランスよく経験できます。協力の場面では、チームプレイの重要性や友達と助け合うことの大切さを学びます。一方で、競争の場面では、自分自身を挑戦し、能力を高めることができます。このような経験を重ねることで、自己肯定感や自信を持つことができ、将来的な学習や人間関係の構築にも役立ちます。保護者は子どもがこのバランスを上手に取れるようにサポートしながら、過度な競争を避け、前向きな協力の姿勢を見守ることが求められます。

保護者ができるサポート

学びの環境づくり

  子どもが小学校に入学する前に、自宅での学びの環境を整えることが重要です。まずは、子どもが集中して学ぶことができる静かなスペースを確保しましょう。学習机や本棚などを用意することで、子どもが自然と「ここで勉強する」という意識を持つようになります。また、子どもが興味を持っている本や教材を置くことで、「学び=楽しい」という感覚を養うことができます。読書の習慣をつけるために、読み聞かせを行うことも有効です。読み聞かせは、親子のコミュニケーションを深めるだけでなく、子どもの言語能力や想像力を育てる助けにもなります。

子どもの興味を引き出す方法

  子どもの興味を引き出すためには、日常生活での観察と対話が欠かせません。子どもが関心を示す事柄について、一緒に調べたり話し合ったりすることで、自然と「自分で学ぶ力」が育まれます。例えば、お散歩中に見つけた植物や昆虫について質問をしたり、興味を持ったら図鑑を見せたりすると良いでしょう。また、子どもがやりたいことを尊重し、挑戦する機会を与えることも大切です。これにより、子どもは自分の興味を追求する喜びを感じ、自発的に学ぶ意欲が高まります。

  さらに、子どもを「いい子症候群」にさせないためにも、失敗を恐れずに挑戦させる姿勢を保つことが重要です。子どもが失敗しても、「努力したことが大事だよ」と伝えることで、自己肯定感と自信を育てることができます。子どもが興味を持って取り組むことで、主体性や計画性も自然と身についていきます。

小学校入学前に育てたい力

 小学校入学前に育てたい力は、多岐にわたります。『自分で学ぶ力』は、これからの学習や生活において重要な基礎となります。この力を育むために、小学校入学前には基礎的な学習習慣の確立や集中力の育成、好奇心と探求心の促進が必要です。また、規則正しい生活リズムや家族とのコミュニケーションを通じて、生活習慣の中にも学びの要素を取り入れることが有効です。

 さらに、遊びを通じて問題解決のスキルや協力と競争のバランスを身につけることも大切です。保護者は、学びの環境を整え、子どもの興味を引き出す工夫をすることで、子どもがより主体的に学ぶ姿勢を育てる手助けができます。

 総じて、小学校入学前に育てたい力は、基礎的な学力だけではなく、非認知能力とも呼ばれる自己調整力や計画性、さらに主体性や自己肯定感なども含まれます。これらの力は、子どもが小学校生活をスムーズに始めるためだけでなく、将来にわたって成長し続けるための土台となります。

なな

私は5歳と7歳の子どもを育てながら、フルタイムで働くママです。夫も会社勤めをしているため、平日は習い事をさせるのがなかなか難しいなと思っているところです。
ただ、出来る限り子どもたちの興味や希望を尊重してあげたいので、働き方を模索中です。
普段の子どもたちの勉強を見るのは基本的に私か夫ですが、おうち学習の習慣が身についてきたので、今後も継続できるよう、ぷりぱらを通して一緒に成長できればと思います。
──
■習い事:英語、スイミング
■子どもの年齢:5歳と7歳

おすすめ情報