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子どもの教育費、幼稚園から大学まで総額を解説!

幼稚園の教育費

 子どもの教育費は、幼稚園から大学までの総額を考えると非常に多額になります。特に幼稚園の教育費は、公立と私立で大きな差があることが特徴です。ここでは、公立幼稚園と私立幼稚園それぞれの教育費の平均について解説します。

公立幼稚園の教育費

 公立幼稚園の教育費は、私立に比べて比較的低く抑えられることが多いです。公立幼稚園に通う子ども一人にかかる1年間の教育費は、平均して約165,126円とされています。この金額は、家庭の経済的負担を軽減するために政府や自治体からの補助金が多く提供されているからです。公立幼稚園は教育の質も高く、多くの家庭で選ばれています。

私立幼稚園の教育費

 一方、私立幼稚園の教育費は公立に比べて高額です。私立幼稚園に通う子ども一人にかかる1年間の教育費の平均は約308,909円となります。私立幼稚園は、設備やカリキュラムが充実していることが多く、個別の教育方針や特色を持つ園も多いため、一定の人気があります。しかし、その分費用がかさむため、家庭の経済状況を十分に考慮した上で選択する必要があります。

 幼稚園から大学までの教育費を見据えて計画を立てることが大切です。特に幼稚園時代にかかる費用は、家計に大きな影響を与えるため、早めに対策をすることをおすすめします。ここで述べた金額を参考に、公立と私立どちらが適しているかを検討してみてください。

小学校の教育費

公立小学校の教育費

 公立小学校に通う場合、1年間の平均的な教育費は約352,566円です。この費用には、授業料は無料ですが、教材費や給食費、校外学習の費用などが含まれます。

私立小学校の教育費

 一方、私立小学校に通う場合、1年間の平均的な教育費は約1,666,949円です。私立小学校では授業料が必要であり、そのほかにも制服や教材、クラブ活動費などの追加費用が発生します。これらの教育費の差は、学校ごとの教育方針や設備の充実度によるものです。

中学校の教育費

公立中学校の教育費

 公立中学校の教育費は、年間平均で538,799円程度です。この中には授業料をはじめ、教材費や給食費、クラブ活動費などが含まれます。公立中学校では授業料が無料であるため、主な費用は教材や部活動にかかるものとなります。また、制服や運動服の購入費、および修学旅行や臨時のイベント参加費なども加わりますが、これらも比較的低く抑えられるため、総じて公立中学校の教育費は家計に優しいと言えるでしょう。

私立中学校の教育費

 私立中学校に通う場合の教育費は、公立と比べて大幅に高くなります。年間の平均費用は1,436,353円とされています。これは、授業料、入学金、施設費、教材費、給食費などが合計された金額です。私立中学校では、独自の教育カリキュラムや施設が充実していることが一般的で、それに応じた費用がかかります。また、私立校独自のイベントや修学旅行も多くあり、それらに参加するための追加費用が発生します。しかし、高い教育費に見合った環境や教育水準を期待する保護者も多く、公立にはない魅力が私立には存在すると言えるでしょう。

高校の教育費

公立高校の教育費

 公立高校の教育費の平均は年間約450,000円と言われています。この費用には授業料、教材費、遠足や修学旅行などの行事費用が含まれます。ただし、家庭の所得に応じて授業料が減免される場合もあるため、具体的な費用は各家庭で異なります。さらに、通学費や部活動費、制服・副教材の購入費なども考慮する必要があります。

私立高校の教育費

 私立高校の教育費の平均は年間約1,040,000円です。この金額には、授業料、入学金、施設費、教材費、行事費用などが含まれます。私立高校は設備やカリキュラムが充実していることが多いため、公立高校に比べて総じて高額になります。なお、さらに塾や予備校に通う場合は、その費用も加算されることがあります。

 幼稚園から大学の教育費を検討する際、こうした高校時代の具体的な費用も考慮に入れる必要があります。公立か私立かを選ぶ際には、教育環境や将来の進路を見据えた選択が大切です。

大学の教育費

国公立大学の教育費

  国公立大学の教育費は、一般的に私立大学と比べて低めに設定されています。具体的には、授業料および入学金の合計で約50万円から60万円程度が年間の教育費の目安となります。この金額は、国公立大学では統一的に設定されているため、学校間の差が少ないのが特徴です。また、生活費や書籍代などの追加費用も考慮する必要がありますが、国公立大学を選ぶことで総合的な教育費を抑えることができます。幼稚園から大学までの教育費を計画するとき、国公立大学へ進学することで教育費全体の負担を軽減できます。

私立大学の教育費

  私立大学の教育費は、学部や専攻によって大きく異なりますが、一般的な文系学部の場合、年間の授業料と入学金の合計は約100万円から150万円程度です。これに加えて、理系学部や医療系学部の場合はさらに高額になることが多いです。私立大学は施設の充実やプログラムの多様性などの魅力がありますが、その分、教育費も高額になる傾向にあります。幼稚園から大学までの総額として考えると、私立大学に進学する場合は、全体の教育費をしっかりと計画し、必要な資金を早めに準備することが重要です。

その他の費用

塾や習い事の費用

 子どもの教育には、学校での授業だけでなく、塾や習い事の費用もかかってきます。特に受験を控えた中学生や高校生は、進学塾に通うことが一般的です。その費用は年間で数十万円から数百万円まで幅広い範囲にわたります。例えば、全て公立学校に通ったとしても、塾や習い事の費用を加えると、幼稚園から高校までの教育費の平均は約561万円となります。一方、全て私立学校に通った場合には、この額が約1,851万円にまで上がります。これらの追加費用は、家庭の教育方針や子どもの興味・関心によって大きく変わってくるため、計画的に予算を組むことが重要です。

大学受験の費用

 大学受験の費用も重要な要素の一つです。受験料は1校あたり数万円かかるため、複数の大学を受ける場合はその分負担が増えます。また、受験時の交通費や宿泊費、それに伴う食事代なども考慮する必要があります。一部の家庭では、受験対策として予備校に通うこともあり、その費用も加算されます。このように、大学受験には思っている以上に多くの費用がかかることがあるため、早めの資金計画が求められます。幼稚園から大学までの教育費の目安を見積もる際には、これらの臨時費用も含めておくことが大切です。

教育費の総額と貯め方

公立の場合の総額

 幼稚園から大学までの教育費を全て公立に通わせる場合、その総額は約776万円となります。この中には、幼稚園から高校までの教育費の約265万円に加え、大学の学費も含まれています。また、公立でも塾や習い事を含めると、この金額がさらに増加することもあります。

私立の場合の総額

 一方で、全て私立に通わせる場合の教育費の総額は約2,206万円となります。この金額は、幼稚園から高校までの教育費の約1,238万円に加え、私立大学の学費も含まれています。さらに、私立学校は学費だけでなく、寄付金や制服代なども考慮する必要がありますので注意が必要です。

教育費を貯める方法の提案

 教育費を効率的に貯めるためには、早めの計画が重要です。まずはこどもが生まれた時点から、教育資金として預金を定期的に積み立てるのが効果的です。また、学資保険を活用することも一つの方法です。これにより、一定の金額を毎月積み立てておくことで、まとまった資金を準備することができます。

 さらに、奨学金制度や教育ローンも選択肢として考慮しておくと良いでしょう。特に高等教育に進む際、奨学金を利用することで家計の負担を軽減することが可能です。また、家計の見直しや生活費の節約を行うことも重要です。無理のない範囲で計画的に貯めていくことが、長期間にわたる大きな出費を乗り越える鍵となります。

さくら先生

私は保育士として子どもたちと接する中で、子どもたちが大きく成長する”幼児期”がとても大切だと考えています。この時期は、子どもたちが感情を学び、友達と上手に遊べるようになる大事な時です。今は保育士を引退しましたが、子どもたちの笑顔と成長を支える活動にはまだ参加していて、これからもそのサポートを続けていきたいと思っています。

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